宇和島藩最後の藩主・伊達宗徳の在京日記である。刻々と変化する戊辰戦争の状況を宗藩たる仙台藩の内訌を軸に活写した第一級史料であり、宇和島伊達家戊辰戦争関連史料の第二弾。

『伊達宗徳公在京日記 慶応四辰七月廿二日より明治元辰十月十八日着城迄
 ─宇和島・仙台伊達家戊辰戦争関連史料 その二─』

『伊達宗徳公在京日記 慶応四辰七月廿二日より明治元辰十月十八日着城迄
 ─宇和島・仙台伊達家戊辰戦争関連史料 その二─』

監修:宇和島伊達文化保存会
編纂:近藤俊文・水野浩一
   [宇和島歴史文化研究会]


A5判並製
152頁・口絵2頁
本体1,800(税別)
ISBN978-4-902416-43-5


 宇和島伊達文化保存会には、宇和島藩伊達家初代藩主秀宗から九代藩主宗徳にいたる判物、系譜・系図・履歴、辞令書、建白・意見書、藩主直書、書翰・日記、及び藩政全般にかかる諸史料など、約4万点の大名家文書を保管されている。また、これらの原史料とは別に、筆写された稿本史料が、「藍山公記」と題する八代藩主伊達宗城の伝記稿本181巻をはじめとして1,500点近く残されている。
 本叢書は、これらの原史料及び稿本史料から、七代藩主宗紀、八代藩主宗城、九代藩主宗徳の時代に焦点を充てて興味深いものを精選し、シリーズとして発行するものである。
 佐幕派の東北諸藩は仙台藩や米沢藩を中心に奥羽越列藩同盟を結成し維新政府に抗し、宇和島藩の宗藩たる仙台藩はついに朝敵とされるなか仙台藩説得に奔走する宇和島伊達藩・宗城、宗徳父子の日々を浮き彫りにする。戊辰戦争をめぐる宇和島藩の混乱は明治2年まで続くが、本書はその第二弾。草創期ミカド政府の朝廷の素顔、幕末大名家一族の私生活、一藩主の旅行記としても、興味の尽きない内容である。
 今回は比較的読みやすい内容のため翻刻のみでの刊行。従来通り読み進むに当たって参考になる充実の脚注を添え内容がより理解できるように努めた。


〈本書の内容〉

●発行によせて(宇和島伊達文化保存会理事長・伊達宗信氏)
●史料(翻刻)
 「伊達宗徳公在京日記 慶応四辰七月廿二日より明治元辰十月十八日着城迄」(近藤俊文・水野浩一)
●【解説】「伊達宗徳公在京日記 慶応四辰七月廿二日より明治元辰十月十八日着城迄」(近藤俊文・水野浩一)
●人名索引


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