アーカイブズの歴史と現下の課題は何か?
日本とイタリアの気鋭の専門家による論攷を集成

『知と技術の継承と展開』−アーカイブズの日伊比較−

『知と技術の継承と展開』−アーカイブズの日伊比較−

『知と技術の継承と展開』
−アーカイブズの日伊比較−

中京大学社会科学研究所編


A5判並製カバー装
305頁
本体1,600(税別)
ISBN978-4-902416-30-5

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 本書は、中京大学社会科学研究所が2013年開催したシンポジウム「知と技術の継承と展開−アーカイブズの日伊比較−」の「セッション1・『知の記録』の継承と文書史資料のアーカイブズ」での報告を纏めたものである。 〈第一章 イタリアのアーカイブズ〉〈第二章 日本のアーカイブズ〉〈第三章 アーカイブズの国際比較〉というセクションから構成された本書は、単なるファイリングシステムではない《アーカイブズ学》が各々の専門分野から論じられている。わが国の今後のアーカイブズ研究の深化に多くの示唆を与える、日本とイタリアの専門家による論攷集。

 巻末には附録として、国立トリノ文書館長・マリア・バルバラ・ベルティーニ氏とヴェネツィア大学教授・マリオ・インフェリーゼ氏のイタリア語講演録が掲載。

「外来語のアーカイブズArchivesとはいえ、基本的には現用の公文書と電子情報化資料並びに一部「もの」資料を含めた全ての史資料の保存・管理・公開・利用に関する領域の問題で、それは伝統的歴史史資料学と現代的史資料並びに国民主権国家における公文書にかかわる問題及び企業の業務及び技術などの記録を含む、全ての人類の知的記録と記憶を対象にしたものであることから、アーカイブズ学研究では国家機構や法制度といった国家の仕組みや制度とその運用実態と、その国家の歴史文化と社会の仕組みや人々の生活及びそこで築かれていく人々(国民から民族までを含む)の価値観などを総体として捉えていかなければならない。〜そもそも、アーカイブズとは我々の生活文化に密接に繋がっているものであることから、そこから乖離したものであってはならない」(本書「序章」から抜粋)


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