本書目次

第一章 台湾本島の軍事占領と抵抗
 日台戦争論―台湾初期統治期における台湾での戦争の名称問題を中心に―[檜山 幸夫]
 小山秋作関係文書所収王徳標関係史料について―一八九五年の台湾防衛線への一考察[川島 真]
 台湾平定後の日本軍と民衆[柏木 一朗]
第二章 台湾総督府と帝国体制
 初等教育における内台共学―「在台内地人」教育からの照射[高嶋 朋子]
 台湾国民学校期修身教科書教材「心を一つに」についての一考察―「誉れの軍夫」の修身教科書教材採用
 経過―[白柳 弘幸]
 台湾総督府官僚と関東都督府の設立―植民地間の官僚交流を中心として─[王 鉄軍]
 帝国の崩壊と台湾総督府の敗戦処理[東山 京子]
第三章 日本統治下の台湾
 領有直後の台湾鉄道[鈴木 敏弘]
 台湾における獣疫予防制度の成立[高江洲昌哉]
 日本の台湾統治前期における医師社会の構造的特質[鈴木 哲造]
第四章 日本統治期の台湾社会
 日本植民地下の台湾人企業―桃?軽便鉄道会社を例に―[蔡 龍保]
 一九三〇年代までの日本統治時代における新竹客家地区の地主資本累積に関する研究[黄 紹恒]
 一九四〇年代雑誌『杏』(一九四三〜一九四八)と『杏』読書会のエリートたち[蔡 錦堂]
第五章 帝国日本と東アジア
 「子爵花房義質事歴絵詞帖」―特に壬午事変時の絵詞を中心にして―[堀口  修]
 ワシントン会議後の支那駐屯軍[櫻井 良樹]
 第九師団の台湾「転進」と英雄伝説―乃木・マッカーサーをめぐる物語―[本康 宏史]
 近代日本と沖縄戦―沖縄戦の縮図・伊江島の戦闘を事例として―[川島  淳]


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